死んだ人は天国で先に死んだ人々と会うことができるということは、日本人もよく話するかと思いますが、この小説は、事故で亡くなった遊園地の整備士、Eddieが天国で会う5人の人間との出会いを描いたストーリーです。
ですので、この小説は、人の一生の最後、死の場面からスタートします。
生前、Eddieは戦争で傷を負った膝のせいで自分の人生はうまくいかない、自分はついていない、と言いつづけていましたが、本当にそうだったのでしょうか?
それは、天国で彼が会う5人の人間が彼に教えてくれます。
1つ1つの出来事にも、必ず別の見方ができます。
自分が生きている間は、自分の目からしか見ることできませんが、その1つ1つの出来事について、5人が5人の目から見たストーリーをEddieに語ります。
自分の悲劇は、本当に悲劇なのでしょうか?
自分が運が悪い、というのは本当に運が悪いのでしょうか?
一人一人の人生に、たくさんの人生が絡み合い、人生が進んでいきます。
そう、あなたの人生はあなただけのものではありません。
英語は、Tuesdays with Morrieと同様、非常に読みやすいものです。
Tuesdays with Morrieを読んで気に入った人は、是非読んでもらいたい作品です。
難易度 ★★★☆☆
満足度 ★★★★★
The Five People You Meet in Heaven
Hyperion Books (Adult Trd Pap)
Mitch Albom

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この記事へのコメント
啓輔1020パル
Big R
英語学習という点に絞って考えても、洋書を1冊読むと必ず、その本でよく使われる単語、例えば、主人公が良く使う単語、言い回しをいくつか覚えることになります。
では、私がこの本で何を得たのか、ということに戻りますが、正直、この本を読んだのはかなり前なのでその当時の自分がどんな単語や言い回しを覚えたのか、ということはあまり記憶にありません。ただ、この本を読んでとても感動したことは良く覚えています。今、読み直してもそれは同じです。
なので、今回、いただいた質問に答えるとすると、英語の本で感動する、ということを覚えた、ということになるかと思います。
少し曖昧ですが、言語の壁を越えて、感動できた、ということは、その後の多読意欲に大きな影響があります。できれば、このブログを読んでいただいている皆さんにもそのような本に出会ってほしいと思いますし、そのような本をご紹介できるよう努力したいと思います。
また、質問や意見があればおっしゃってくださいね。
Naho
洋書の面白そうな本を探して、このサイトに行き当たりました。
ちょこちょこ読ませていただきます。
よろしくお願いいたします。
Naho(http://ameblo.jp/marunagai/)
Big R
これからも洋書を少しずつ紹介していきますので、是非、またご覧下さい。宜しくお願い致します。