
前口上から引用させていただくと、
『~省略~、各章「名前」「食べる」「建てる」等々、何らかの鍵言葉を設定して、その言葉から思いつくアメリカ文学の作品を数点ずつ紹介している。~省略~、どの賞からお読みいただいても構わない。いろんなものをランダムにつまみ食いしていくなかで、アメリカ文学の全体像が何となく浮かび上がれば、というのが一応の到達目標であったが、~省略~』
ということなので、アメリカ文学に造詣の深い人はもちろんですが、アメリカ文学ってどんな感じなの?と思われている方、あるいは単になんとなくアメリカを感じてみたいと思われている人にも楽しく読めるのではないかと思います。
普段、英語多読に励んでおられる方々も、文学作品は敷居が高いと感じられている方が多いような気がしますが、この本を読むと、アメリカ文学を身近に感じることができるかもしれません。
個人的には、柴田先生の押し付けがましさのない文章が好きなので、とても楽しく読むことができました。
(もちろん、勉強不足なので柴田先生のおっしゃっている内容をどれだけ理解できているかは微妙ですが・・・

柴田先生のファンはもちろん、アメリカ文学ってどんなの?って思われている方にもオススメです

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