Graded Readers made in Japan

Graded Readersといえば、Oxford Bookwormsや、Penguin Readersが思い浮かびますが、日本国内にもIBCパブリッシングからラダーシリーズというものが出版されています。全部で5つのレベルに分かれており、Level1が使用語彙1000語程度、Level2が1300語程度、Level3が1600語程度、Level4が2000語程度、Level5は制限なしとなっています。 このシリーズの良いところは何と言っても、巻末のWORD LISTが充実していることです。Level1・2にはお話の中のすべての単語が掲載されており、Level3以上は、中学校学習単語以外すべての単語が載っています。多読の際は辞書を引かないというのが原則ではありますが、ついつい気になる単語がある時には、気軽に巻末でチェックすることができます。Oxford Bookwormsや、Penguin ReadersにもWORD LISTはありますが、あまりにも掲載数が少ないので、知りたい単語が載っていないというようなことがほとんどですが、ラダーシリーズであればその心配はいりません。ただ、単語の意味は日本語で説明されていますので、上級者にはその辺が物足りなく感じられるかもしれません。 また、このシリーズは日本の出版社ですから、日本のお話や日本文学の英訳が多く発行されているのもポイントです。皆さんおなじみの日本昔話から「ごんぎつね」や「手袋を買いに」、「我が輩は猫である」や「こころ」、「源氏物語」と充…

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The Magic Strings of Frankie Presto

伝説のギタリスト、Frankie Prestoの一生。 スペインで生まれて、単身アメリカに渡り、修行を積み、エルビス・プレスリーとも演奏して、自らのヒット曲も放って、ウッドストックでも演奏、そして突然蒸発。 まるで、実在の人物のようですが、これは、Mitch Albomが生み出した架空のギタリストです。 上述のエルビス・プレスリーやらキャロル・キング、トニー・ベネット、KISSといった実在のミュージシャンが物語に登場するので、読書中も実在の人物と勘違いしそうになり(良い意味で)、ついつい物語に引き込まれてしまいます。 Frankie Prestoの孤独な生い立ちから衝撃的な死までのドキュメンタリーのような面を持ちながらも、そこはMitch Albom、見事に心温まるストーリーに昇華しています。読後感はいつものMitch Albomです。私は音楽が好きなので、特に登場するミュージシャンにも興味を持って読みましたが、特に音楽が好きではない人でもMitch Albomが好きな人、ヒューマンストーリーが好きな人にはオススメできます。 ちなみに、この作品は、Mitch Albomの作品の中で最長のものとなりますが、他の作品と比べて特に負担となることはありません。他の作品同様に楽しく読めるはずです。 難易度★★★☆☆ 満足度★★★★★ The Magic Strings of Frankie Presto: A Novel - Albom, Mitch

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RED -My Uncensored Life In Rock-

今回は趣味のロックのお話です。 近年、ロックミュージシャンの自伝が続々と発売されており、音楽ファンとしてはついつい興味をそそられ、音楽的な背景はもちろんですが、多くの場合、そのロックで破茶滅茶な発言を楽しく読んでいますが、今回紹介するのは、Van Halen の元リードボーカリスト、サミー・ヘイガーの自伝。興味がある人はお付き合いください。 サミーが貧しい家庭で生まれ育ったところから、Montroseでのデビュー、ソロアーティストとのしての活躍、そして、何よりVan Halenとの大成功、そして決別、再びソロアーティストとしての活躍というのが時系列に沿って、プライベートでの生活も含めて赤裸々に語られています。 多くの人が、Van Halenの部分に興味を持つと思いますが(実際、Van Halen時代に多くのページが割かれています)、いわゆるロックバンドの問題からVan Halen兄弟の抱える問題まで見事なまでに暴露されています。ドラッグ・アルコール・セックスに関してはある程度、予測されている人も多いとは思いますが、ライブ盤”RIght here, RIght now”が完全に録り直されたものということは、この自伝で知る人がほとんどかと思います。私もそうです。発表当時、エディーは録り直しは一切していないとインタビューで公言していましたからね。 私はサミー・ヘイガーの大ファンでサミー・ヘイガー在籍時のVan Halenが世界最高のロックバンドだと信じて疑わない人間ですが、サミーに…

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The next person you meet in heaven

Mitch Albomは私のお気に入りの作家で、これまでにこのブログでも何度も紹介してきましたが、今回紹介するのは、"The next person you meet in heaven"、何と"The five people you meet in heaven"の続編です。前作から15年を経ての出版です。 "The five people you meet in heaven"も、もちろん、以前、このブログでも紹介しました。https://learnfrombooks.at.webry.info/200812/article_8.html 遊園地で遊具のメンテナンスが仕事のEddieが、故障して落下してきた遊具から少女を救って死亡し、死後、天国で5人の人に合うという物語です。 自分の人生はついていないと信じて疑わなかったEddieが天国に行ってから気づいたことは…というお話です。 今回紹介する"The next person you meet in heaven"は、そのEddieに助けられた少女、Annieが物語の主人公です。物語の形式は前作と同じで、懐かしくも嬉しく読み進めることができます。ストーリーは、今回もなかなかショッキングなスタートですが、最後は、前向きな気分になれます。前作同様、自分の人生を見直すことにも繋がります。 いつものMitch Albomですが、これがベストではないでしょうか。 難易度 ★★★☆☆ 満足度 ★★★★★ The Ne…

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Happy New Year!

皆様、新年明けましておめでとうございます。 昨年の緊急事態宣言中に突如として復活させたこのブログですが、読んでいただいた方もいたようで、本当にうれしく思います。 その後、予想通り、更新は停滞しましたが、書きたいことはまだまだありますので、今後、少しずつ書いていこうと思っています(新年の誓い)。でも、余り厳しい目標を立てても挫折しそうなので…(言い訳)、緩く続けていきたいと思います。 都心では、再び緊急事態宣言となりました。皆様、くれぐれもお身体お大事にしてください。 Big R

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