The ABC Murders

さて、前回はシャーロック・ホームズだったので、今回は、もう1人の有名な名探偵、エルキュール・ポアロの作品をご紹介しましょう。エルキュール・ポアロ、''Queen Of Crime''と呼ばれるアガサ・クリスティーが生み出したこのベルギー人名探偵シリーズの中から、今回は、''The ABC Murders''。 引退しようとしても、次々と事件が起こり引退できない、名探偵ポアロ。 そんな彼の元に、1通の手紙が・・・。 手紙の中身は、ポアロに対する挑発的な言葉があり、「アンドーバー(Andover) 6月21日 注意するように。 A.B.C.」と締めくくられていた。 警察は、よくある悪ふざけの類だと取り合わないが、ポアロはどうも嫌な予感が・・・。 そして、6月21日、予告どおり、殺人事件が・・・。 被害者は、小さなタバコ屋さんを営む Mrs. Ascher。そして、殺害現場には、ABC鉄道ガイドが置かれていた。 そして、次なる挑戦状が・・・。 挑戦状には、ベックスヒル(Bexhill)、6月25日という記述が・・・。 このA.B.C.いったい誰なのか? そして何のために殺人をおかすのか? 名探偵ポアロとA.B.Cの対決はいかに 難易度 ★★★☆☆ 満足度 ★★★★☆ The ABC. Murders…

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Murder on the Orient Express

世界中で、聖書とシェイクスピアの次によく売れていると言われているアガサ・クリスティーの作品の中でも、特に有名だと思われるのが、名探偵ポアロシリーズの中の''Murder on the Orient Express''。 この題名を聞いたことがないと言う人はいないのではないでしょうか?? 大雪のために停止したオリエント急行の中で、1人の乗客が刺殺! 刺し傷は12箇所! しかも、ドアは内側からロックされており、窓が開いているが、窓から外に出た形跡はなし。 いったい、犯人はどこへ それとも、このオリエント急行の中に潜んでいるのか? 列車は満席、しかも、乗客は国籍も、身分も全く異なる。 犯人はこの中にいるのか? いるとしたら誰が? 乗客一人一人と話をしていくポアロ。 名探偵ポアロの推理はいかに?? これまた意外な結末が、最後に訪れます。 日本でオリエント急行を有名にするのに大きな役割を果たした作品。 映画も非常に人気がありますが、原作も1度は読んでおいても良いのでは?? 難易度 ★★★★☆ 満足度 ★★★☆☆ Murder on the Orient Express (Hercule Poirot)Berkley Pub Group (Mm) Agatha Christ…

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The Murder of Roger Ackroyd

アガサ・クリスティーが生み出した名探偵エルキュール・ポアロ。 そのポアロシリーズの中でも1,2を争う傑作と言われているのが、この''The Murder of Roger Ackroyd''。 ある日、田舎町「キングズアボット」でファラーズ夫人が、睡眠薬の過剰摂取で死亡。 彼女は殺されたのか? それとも自殺か? その翌日、ファラーズ夫人と親密な関係にあったキングズ・アボットの名士ロジャー・アクロイド氏が書斎で刺殺。 アクロイド氏は殺される前に、シェパード先生に相談事を持ちかけていたのですが・・・??。  そのシェパード先生とゴジップ好きでおしゃべりな妹、キャロラインの住む家の隣には、最近外国人が引っ越してきていました。 その外国人というのは、なんと引退した名探偵、ポアロだったのです。 アクロイド氏の友人であったポアロが調査に乗り込むこととなったのですが・・・。 アクロイドの屋敷にいた人々にはみんな完璧なアリバイがあり・・・。 犯人は一体・・・ この結末は、ミステリーファンには物議をかもし出すこととなったのですが、この作品発表当時はそのくらいインパクトがあったということの裏返しかと思います。 推理小説好きならもちろん、そうでなくても一読の価値はありま…

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Five Little Pigs

アガサ・クリスティーが生み出した、名探偵、エルキュール・ポアロの作品をご紹介します。シャーロック・ホームズの次に有名な探偵(!?)なので、知らない人はいないでしょう。 依頼人は、活発な感じの若く美しい女性。  そして、依頼はなんと16年前に起こった殺人事件の真相を再調査してほしいとのこと。 16年前ある画家が毒殺された。 犯人はその画家の妻。 妻は死刑となったが、当時5歳であった依頼人宛に自分が無実であることをほのめかす手紙を残す。 依頼人は事件後、外国の親戚に預けられ、事件のことを知らずに成長しますが、21歳になって母親からの手紙を受け取ります。母親の無実を信じる娘は真相を知ろうと、エルキュール・ポアロのもとへ。 当時の関係者の証言をもとに、事実の再構築に励むポアロ。 自他共に認める名探偵、エルキュール・ポアロが暴く真相は如何に アガサ・クリスティーの文章は非常にきれいですので、単なる謎解きでは終わらない魅力があります。ページターナーと言われる人々のサスペンスも良いですが、ゆったり、落ち着いて読む推理小説も魅力的です。 20世紀を代表する名探偵ポアロ、是非、原書で読んでみてください。 難易度 ★★★☆☆ 満足度 ★★★★☆ Five Little Pigs: A Hercule Poirot Mystery (Aga…

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And then there were none

言わずと知れたアガサ・クリスティーの傑作でミステリーの最高峰。 U.N. Owenという人物より、10人の男女にインディアン島への招待状が送られます。 インディアン島に集まった10人の招待客。 食事を共にした後、どこからか、それぞれの過去を暴く声が・・・。 ナースリーライム Ten little soldier boys にあわせて、一人、そして、また一人と殺されていく。 一人殺されるごとに、テーブルの上の小さな陶器が消えていく・・・。 私は多読をはじめた後、早い段階でこの作品に挑戦しました。 当時の私には、わからない単語がたくさんありましたが、だからといって、辞書を引くのももどかしく、次は誰が殺されるんだ? 本当にそのシチュエーションで殺されるのか?と必死に読み続けてしまいました。 最後の3名が残る段階になると、もう時間があるとページをめくる状況になり、最後の最後は逆にページをめくるのがもったいなく感じ、最後の一人が殺されて誰もいなくなった後は、脱力感で抜け殻になってしまいました。 多読に挑戦する際に重要なことは、読みやすい英語であるというのもちろんですが(この点でもアガサ・クリスティーはお勧めです)、やっぱりストーリーが面白いということが重要です。 ストーリーが面白ければ、多少英語を読むのが辛くても、がんばれます。 …

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