英語多読のススメ

英語を聞いていても理解できないのはなぜなのか、これには2つの理由があります。 1. 話されている単語を知らない。 2. 英語のスピードについていけない。 まず、1. 話されている単語を知らない、ということですが、これの対策は、単語を覚えるしかありません。単語の学習はどれだけレベルが上がっても終わりはありません。特に、皆さんのレベルでは単語を覚えれば覚えるほど理解できる英語がぐんぐん増えていきます。がんばって1つでも多くの単語を覚えてください。 次に、書いてもらえばわかるけど聞いているだけではわからないといったような、2. 英語のスピードについていけない、ということについてですが、この原因は、英語の語順に慣れていないということです。皆さんもおわかりのように英語と日本語は語順が異なります。英語ではSVO(主語、動詞、それから目的語)、やSVOO(主語、動詞、目的語、目的語)のようになっていますね。しかも、それに加えて、関係代名詞というものもあります。 ですので、英語の語順に慣れていないと、英語をたくさん聞いているうちに皆さんの英語脳がパンク、あるいはオーバーヒートしてしまいます。これが英語のスピードについていけない理由です。 これへの対応策は英語の語順に慣れて、皆さんの脳内での英語処理速度を上げるしかありません。そして、英語を英語の語順で理解できるようになれば問題は解決です。そして、そのためのトレーニングとしては、英語をたくさん読むことです。決して難しいものを読む必要は…

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シャーロック・ホームズ  -Graded Readers-

映画「シャーロック・ホームズ」観てきました。 なんか愛嬌があり、人間味のあるホームズに、意外とかっこいい(?!)ワトソンで、それはそれで楽しく観れました。 ただ、正直、シャーロック・ホームズの映画を観た、というより、面白いアクション・サスペンス映画を観た、という感じではありますが・・・。 さて、前回、The Complete Novels and Stories VolumeⅠ& Ⅱをご紹介しましたが、やはり、原書は難しいという方のために、ホームズシリーズのGraded Readers をご紹介します。Graded Readers では、原書の雰囲気を再現、というわけにはいきませんが、英語でホームズを読む喜びを感じることはできます。そして、何より英語のリーディング練習には、ぴったりです。 ホームズシリーズは、各レベル豊富に揃っています。下記以外のものもたくさんありますので、多読初心者の方も、是非1度気軽に挑戦してみてください。 Three Short Stories of Sherlock Holmes: Level 2 (Penguin Readers Simplified Text)Penguin Sir Arthur Conan Doyle Amazonアソシエイト by "The Return of Sherlock Holmes": Level 3 (Penguin Readers Simpli…

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やっぱりシェイクスピア??

世界で最も出版されている本は、聖書でその次がシェイクスピアだそうです。 ハムレット、ロミオとジュリエット、ベニスの商人等は日本人でもとても有名ですね。 皆さんの中にも、やはり英語を勉強しているからにはシェイクスピアを英語で読みたい、と思っている人がおられるのではないかと思います。 ただ、実際に読むのは難しそう、とか、戯曲って読みにくいのでは?と思う人も多いのではないかと思うので、今回は、そんな皆さんに、シェイクスピアをストーリー仕立てに書き直したGraded Readersを紹介します。 以前も、書きましたが、Graded Readersは、レベルごとに使わる単語が限られているので、皆さんのレベルに合わせて読み始めることができます。 まず、第1段は、ペンギンリーダーズから、「Tales from Shalespeare」。 ここに収められているのは以下の7つの物語。 The Tempest A Midsummer Night's Dream Much Ado About Nothing As You Like It The Merchant of Venice Macbeth Twelfth Night, or What You Will Tales from Shakespeare (Penguin Reading Lab, Level 5)Prentice Hall College Div Charles Lamb Amazo…

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『映画を字幕なしで観れるようになりたい!』 Pt.2

『映画を字幕なしで見る前の段階の練習として、英語字幕で映画を見たら良い。』 ということを聞かれた人は多いのではないのでしょうか? 私が学生の時は、英語字幕が出るビデオプレーヤー(??)みたいなものが売り出され、人気となっていたような気がします。今は、DVDがあるので、より多くの人が自由に英語字幕で映画を観ることができます。 さて、ここで、皆さん、変だ、と思いませんか?? 映画を字幕なしで観ることが目標           英語のリスニング力を鍛える必要有り            リスニングの練習をするべき       英語字幕を見ていたら、リスニングの練習にならないのでは?? だって、それってリーディングの練習じゃないの?? リスニング力を鍛えなあかんのに、なんでリーディングやねん・・・。 ということになるかと思います(関西弁でスミマセン)。 しかし、この英語字幕で映画を観るという方法は、英語のリスニング力アップに効果があります。 それはなぜか 理由は、次のようになります。 リスニングができない主な理由は、実際に話されている英語のスピードについていけない。      実際に話される英語のスピードに…

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『映画を字幕なしで観れるようになりたい!』

『映画を字幕なしで観れるようになりたい!』 この言葉、良く聞きます。 『Rさんって字幕なしで映画観るんですか?』 おかげさまで、こういう言葉もよく聞きます。 映画を観て、「英語がわかれば、もっと楽しいのに・・・。」と思う人は少なくないようです。 やはり、「要するに、こういうことなんだよ。」と人伝えで聞くよりも、自分で「こういうことなんだ。」と感じたいということでしょう。 日本では、吹き替えよりも、字幕の方が人気ですが、同様の理由かと思います。字幕では、言葉がわからなくても、本人の声を聞くことができるので、声のトーン、話し方で、雰囲気は直接伝わります。 あとは、「英語さえわかれば・・・。」ということですね。 一方、『この小説、是非原書で読みたい。』という言葉は、あまり聞いたことがありません。 小説も、翻訳で読むよりも、原書を直接読む方が、雰囲気をより感じることができると思うのですが・・・。 よって、おそらく、『映画を字幕なしで観れるようになりたい』と思いながら勉強している人の方が、『この小説、是非原書で読みたい。』といった希望を持って勉強している人より、はるかに多いということは想像できます。 しかし、この目標、別に相反するものでも、相関関係がないものでもありません。それどころか、片方が達成されれば、もう片方も達成されます。要するに、映画を字幕なしで観れるようになれば、英語の小説も読めるようになるし、英語の小説が読めるように…

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あらすじで読む名作 by Graded Readers(!?)

Graded Readers は英語学習者向けにストーリーをコンパクトにわかりやすくまとめたものですので、ちょっと例外的に、以下のような使い方もできます。 たとえば、 ①名作を最低限あらすじくらい知っておきたい。 「あらすじで読む日本の名作」、「あらすじで読む世界の名作」、といった本がしばらく前に売れていましたが、 「大人として、知っておいたほうがいいかな。」という作品は、やはりあるかと思います。   でも、実際に読むには、分厚い、とか、それほど興味はない、あるいは、古典作品なので言葉が固いということは、よくあることです。そんな時は、軽くGraded Readersを読んでみるというのも1つの方法かと思います。 分厚い古典作品を1冊読む間に、Graded Readersであれば、2~3冊読めるはずです。 私はミュージカルの「レミゼラブル」が好きなのですが、原作は、原書はもちろん、翻訳も読んだことがなかったので、このGraded Readersで読んでみました。   「Graded Readersで身につける大人の教養」とか言うと、言いすぎかと思いますが、時間に追われる現代人には1つの方法かと思います。 ②原書を読む前の段階としてGraded Readersで流れを理解しておく。 ちょっと難しい原書、古典名作の原書であれば、いきなり読むことは大変かと思います。 そういった際、翻訳を読んでから、原書に挑戦するという方も多いかと思いますが…

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Oxford Bookworms -Bestsellers-

Oxford Bookworms の人気タイトルランキングというものを手に入れましたので、 皆さんにお知らせしておこうと思います。 Stage1 ①The Elephant Man ②The Phantom of the Opera ③The Wizard of Oz ④The Monkey's Paw ⑤The Coldest Place on Earth The Phantom of the Opera (Oxford Bookworms Library)Oxford University Press Jennifer Bassett Amazonアソシエイト by ウェブリブログ Stage2 ①The Canterville Ghost ②The Piano ③New Yorkers -Short Stories ④Sherlock Holmes -Short Stories ⑤The Death of Karen Silkwood The Piano: Stage 2 (700 Headwords) (Oxford Bookworms)Oxford Univ Pr (Sd) Amazonアソシエイト by Stage3 ①Chemical Secret ②Love Story ③A Christmas Carol ④Skyjack! ⑤The Secret Garden A Christmas Carol (O…

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オススメGraded Readers

前回、Graded Readersで「英語を英語の語順で理解する」ということをご案内しましたので、私が、以前、夢中になって読んだGraded Readersを2点ご案内します。Graded Readers もレベルが上がるにつれ、なかなか読み応えが出てきます。 Oliver Twist -Oxford Bookworms Stage6- 先ごろ映画にもなった英国の文豪、チャールズ・ディケンズの名作。 孤児であるオリバーの成長を描く波乱万丈の物語です。 19世紀のイギリスで、悲惨な環境の中、少年スリ軍団に誘われたり、そのボスに追われたり、ハラハラドキドキで、ついついページをめくってしまいます。苛酷な環境に負けずにがんばる可哀想な少年。やっぱり応援してしまいます。 Oliver Twist: Stage 6: 2,500 Headwords (Oxford Bookworms)Oxford Univ Pr (Sd) Charles Dickens Amazonアソシエイト by ウェブリブログ Misery -Penguin Readers Level 6- これまた、映画になったスティーブンキングのスリラー。 ベストセラー作家が描く、ベストセラー作家が巻き込まれる恐怖の事件。 冬の山道でベストセラー作家が運転する車が事故にあいます。 その作家を救ったのが彼の強烈なファン。 これ幸いと思うのも束の間、そのファンは彼が書く小説の結末が気に入ら…

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洋書はちょっと難しそうだけど・・・

洋書を読んでみたいけれども、少し自信がない、という方もおられるかと思います。そんな方に、是非オススメしたいのが、Graded Readersです。Graded Readersとは原作を限られた単語のみを使って、英語学習者にわかりやすく書き直された文章です。 「英語を英語の語順で理解する。」ための練習は、この Graded Readersで十分できます。 Graded Readers はOxford、Longman、Cambridge、洋販といった出版社から数多く出されており、レベル別に細かく分けられているので、洋書デビュー前の英語学習者にはうってつけのシリーズです。 最近、本屋さんに行くと、洋書もTOEIC何点レベルといった形で陳列されていることが多いですが、実際に読むとなると表示されているTOEICの点数のレベルの方がスラスラ読めるという本というのは、なかなかないように思います。 しかし、このGraded Readersは英語教育専門の出版社が英語教育者向けに出しているものですので、もちろん個人差はあると思いますが、表示されているレベルのものを選べば実際に読むことができます。 洋書を読むことが大変に感じる理由は、1つは英語の語順に疲れる、という点で、2つ目は知らない単語が多い、という点になりますが、自分のレベルに合ったGraded Readers であれば、知らない単語がたくさん出てくるということが少ないので、「英語を英語の語順で理解する。」という点に集中することができ…

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TOEIC対策として多読が良い理由

今回は、TOEIC750点から850点くらいの方が900点を目指すには、多読がオススメということをお話してみようと思います。一言でTOEIC750点と言っても、皆さんの英語力には、いろいろ違いがあるかと思いますが、いずれにせよ、多読が効果のある勉強方法であることに変わりはありません。 理由は、以下の2つです。 ①TOEICにはそれほど、難しい問題は入っていない点 ②TOEICはあくまで、量をこなす問題である、という点 ①TOEICにはそれほど、難しい問題は入っていない点について TOEICに出される問題1つ1つは、リーディングであれ、リスニングであれ、それほど難しくはありません。リスニングはスクリプトを見れば一目瞭然であるし、リーディングも1つずつ見れば、それほど難しくはありません。 TOEICのリーディングパートは乱暴な言い方をすると、有名私立大学入試のレベルとそれほど大きくは変わりません。おそらく、TOEIC750点から850点くらいを取られている方であれば、単語・熟語の知識を別として、文法的な知識は十分もしくは、それに近いレベルのものをお持ちなのではないかと思います。 ②TOEICはあくまで、量をこなす問題である、という点について おそらく、これが皆さんにとっての問題になっているのではないかと思います。45分間(!!)のリスニング、75分間に40問の文法問題、15問以上の読解、2時間英語漬けの状態で皆さんは疲労困憊かと思います。 合計200問…

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語彙力の強化

今回は、語彙力の強化に多読が適している理由をお話します。 語彙を増やす、ということはどの言語を学習していても避けて通ることはできない課題です。 そして、どれだけ、学習したところでこれで充分ということはない、終わりなき課題でもあります。 皆さんも、学生時代、単語帳なるもので、英単語を覚えていかれたと思います。私もいくつか、そういったものにトライしてきました。この学習方法が好きだ、という人もいるかもしれませんが、ほとんどの人には苦痛な作業だったかと思います。 この単語帳で覚えた英単語というのは、どのくらい皆さん活用されているでしょうか? あるいは、単語帳で覚えた単語というのがうまく使えたことはあるでしょうか? 英語というのは、日本語とは違う言語です。よって、単語の意味を日本語に置き換えることができたとしても、その英単語を使えることにはならないのです。 わかりやすい例をあげます。 ''run'' 一般に「走る」と訳されるこの単語ですが、実際にはいろいろな意味があります。 ''He's running to the office now'' これがいわゆる「走る」という意味の''run''で、「彼は今、オフィスに向かって走っている。」となります。 ''My nose is running.'' これは「走る」ではなく、「鼻が垂れてくる。」という状態をあらわしています。しいて言えば、この場合は''run''=「垂れる」となります。 ''He…

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英語を英語の語順で理解する

英語多読を私が皆さんにお勧めする理由は2つあります。 ①英語の語順に慣れる ②語彙力の強化 まず、今回は①の英語の語順に慣れるということについてお話します。 英語というのは、皆さんもご存知のように、日本語とは語順が大きく違います。これが、英語学習者の前に大きな壁となって立ちはだかります。 リスニングであれ、リーディングであれ、少しずつ長くなるとしんどくなるのは、内容の理解ということも原因にあげられますが、この英語の語順に疲れてくる、ということが大きな原因です。 例えば、 He is my boyfriend. という英文であれば、簡単に理解できますが、       He is the man who knows the incident at the island 少し長くなりました。      He was the man who found the medicine in Egypt and bring back to Japan in 1934.        こうなると少し考えてしまうのではないでしょうか? そうです。英文が長くなれば長くなるほど理解するスピードがどんどん遅くなるのです。つまり、英語の語順に疲れてくるのです。これが、英語のリスニングがしんどい本当の理由です。 そして、それは、リスニングだけでなく、リーディングでも同じです。 TOEICのテストでは、10以上のリーディング課題が出題されますが、おそらく、こ…

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英語のインプットについて

英語を学習するのに良い方法は??? そんな質問を何回も聞いてきました。 正直、良い方法というのは、わかりません。人によって違うだろう、と思うからです。 ただ、1つだけ確実に言えることは、英語を習得するには、たくさん英語をインプットすることが必要不可欠だということです。 そのための手段が、映画であれ、音楽であれ、読書であれ、あるいは、受験勉強や外国人とのお付き合いであれ、その人がたくさんの英語を自分の中にインプットして、消化していくことができたら、その人の英語力というのは次第に上がっていくだろうということです。 このブログでは、私がTOEIC960点を取るに至った過程、およびその後を、多読による英語のインプットという観点から、振り返り、また、試行錯誤しながら、書いていこうと思います。 このブログが英語を学習している皆さんの少しでもお役に立てるようであれば、これに勝る喜びはありません。 どうぞ、お付き合いください。

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