英語で日本紹介ハンドブック

最近は通訳案内士受験に向けての参考書や日本を紹介する本も多く出版されていますが、今回は、私が通訳案内士の受験の際に、よく使った参考書、「英語で日本紹介ハンドブック」を紹介します。 この本は実際に通訳案内士として活躍されている松本美江さんが書かれた本で、日本の地理から文化・芸術・行事、家計や教育といった日本人の一般的な生活に関することまで多くの事柄が含まれています。また、外国人が持つ疑問や通訳案内士の仕事に関するコラムもあり、いろいろと勉強になります。 私がこの本をオススメする理由は、レイアウトの読みやすさと1つ1つの項目における説明が長過ぎないという点、それから難しい表現を使い過ぎていないという点にあります。勉強に使うものですから、心理的な負担は少ないにこした事ありません。そして通訳案内士の試験、あるいは、通訳案内士にとって必要なのは日本、および日本文化における幅広い知識です。ですので、いきなり深い説明を英語でされても困ってしまう、というのも正直なところです。まず、この本で全体を軽く押さえてから、自分の興味のあるところ、自分が詳しく知らなければならないところは、またそれ用のテキストを使うという方が良いのではないでしょうか。 また、こういった日本を紹介する参考書は、英文法や単語帳といった参考書よりもそれぞれ内容に大きな違いがあるように思います。要するに、同じ事に対する説明でも参考書によって記述に結構差があるということです。ですので、これ1冊だけ勉強して終了というよりは、何冊か勉強し…

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通訳案内士

富士山とその周辺地域が世界文化遺産、和食が世界無形文化遺産となり、さらには、2020年には東京五輪が行われることとなり、経済以外でも日本への関心が高まっています。 しかしながら、我々、日本人は意外と自分の国のことを知らない、あるいは外国人に日本のことを聞かれてもうまく答えられない、ということはよくあることです。 私もこれではいけないと思い、通訳案内士の試験にチャレンジしました。 通訳案内士は、報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行を案内するのに必要な資格であり、語学関係で唯一の国家資格です。日本政府観光局のホームページには、「通訳案内士(通訳ガイド)は、単に語学力が優秀であるだけでなく、日本の地理、日本の歴史、さらに、産業、経済、政治および文化といった分野に至る幅広い知識、教養を持って日本を紹介するという重要な役割を負っています。~省略~、通訳案内士(通訳ガイド)の仕事は、"民間外交官"とも言える国際親善の一翼を担うやりがいのある仕事です。」と記載されています。 試験は1次試験が、外国語、日本地理、日本史、一般常識、2次試験が面接となっています。外国語は英語の他に、ドイツ語、フランス語をはじめ、韓国語、中国語など、計10カ国語あり、それぞれ自分がガイドを行う言語での試験が必要となります。 私は英検1級を取得しているので、1次試験の外国語(英語)が免除されましたが、国内旅行取扱業務主任者の資格を持っていれば、日本地理の試験が免除されるなどの優遇措置もあります。…

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資格試験について Pt.3 -英検とTOEIC-

さて、2回にわたり、英検とTOEICの特徴をお話しましたが、いかがでしたでしょうか? 単なる資格試験といっても、両者が全然異なるものであることがお分かりいただけたと思います。 「まずは、英検」という人も、「やはりTOEIC」という人もおられると思いますが、英検にしてもTOEICにしてもそれぞれの特徴を理解して皆さんの英語学習に活かしていただければと思います。 では、最後にTOEICと英検の比較表を紹介して最後にしたいと思います。 下記のアドレスでは、TOEICテストのホームページ内にある英検取得級とTOEICスコアを比較した表を見ることができます。 http://www.toeic.or.jp/toeic/pdf/data/TOEIC-STEP_2001.pdf このデータによると、 英検1級の人は、TOEIC895点以上 英検準1級の人は、TOEIC645点以上、840点以下 英検2級の人は、TOEIC445点以上、590点以下 英検準2級の人は、295点以上、440点以下 英検3級の人は、245点以上、380点以下 というのが、主流であることが読み取れます。 英検とTOEIC、全然違うタイプのテストではありますが、そこからはじき出される結果は、あまり変わるところはありません。英検対策、TOEIC対策というのも、もちろん必要ですが、いずれにしても、しっかりと英語力をつけることが、より良いスコア、より上級を取得する何…

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資格試験について Pt.2 -TOEIC-

さて、前回は英検について書きましたので、今回はTOEICについて書いてみようと思います。ただ、以前、TOEIC直前対策みたいなものは書きましたので、今回はそれではなく、TOEICというテストを少し客観的に見てみようと思います。 皆さんもご存知のように、 TOEICというのは、200点の人も900点の人も同じテストを受けます。 これがTOEICの大きな特徴です。 繰り返しますが、TOEICというのは、200点の人も、900点の人も同じテストを受けることができ、かつそのレベル・パフォーマンスの違いを5点刻みに表すことができるテストであるということです。 これが意味するところは、TOEICは非常に優れたバックグラウンドデータを持つ緻密なテストであるということです。 TOEICテストで860点以上を取ることができると、Aランクとされ、 「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。  自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。Nativeスピーカーの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。」(TOEIC Proficiency Scaleより) と評されるようになります。 また、TOEICで470点以上、730点以下であった場合は、Cランクとされ、 「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケ…

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資格試験について Pt.1 -英検ー

このブログを読んで頂いている皆さんは、TOEICは受験されたことがおありかと思いますが、 英検はどうでしょう? 英検は合格・不合格なので受験するのが精神的にしんどい、とか、英検は日本だけの資格でTOEICは世界共通の資格だから、とか、英検は時代遅れ(!?)、とかいろいろな理由で、最近は英検を敬遠する方が少なからずおられるようですが、英語学習者にとって英検は英検で良いところのある試験です。 まず、1つ目に、 英検は「レベル別の問題」ということ 英検は5級から1級まで、計7つのレベルに分かれており、級が上がるにつれ、どんどん問題が難しくなりますが、その時その時の自分のレベルに応じた問題にチャレンジすることになるので、自分のレベルに不相応な問題を解くことはありません。そのため、対策も立てやすく、1つ1つの級に合格するごとに自分のレベルが着実に上がっていることを感じることができます。 一方、TOEICは、TOEIC200 点の人も900点の人も同じ問題に取り組むことになります。よって、問題の中には簡単なものも難しいものも含まれます。レベルが高い人には良いですが、まだ英語学習初心者の段階で受けると、まだまだ解けない問題にたくさん取り組まないといけないことになるテストです。 2つ目、 英検は「自分の得意・不得意がわかる」ということ 英検の試験は、結果が「文法語彙・読解・英作文・リスニング」という4つのカテゴリーで、点数が開示されるので、自分の強み・弱みを正確に…

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TOEICテスト新公式問題集 Vol.4発売

新しいTOEIC公式問題集、Vol.4が発売となりました。 以前も書きましたが、TOEIC対策に公式問題集は不可欠ですので、新しい公式問題集の発売は喜ばしいことです。 今回の新公式問題集Vol.4の特徴は、下記の3点です。 (以下3点、TOEICホームページから抜粋) 1.前作のVol. 3の「ETSによる解説付きサンプル問題」に、さらに難易度に関する解説を加えられています。 2.TOEICテストのリスニング問題には、英語を母国語とする様々な国のナレーターによる会話や説明文が含まれています。Vol. 4では今回初めて、全問題についてナレーターの発音(米国・英国・カナダ・オーストラリア)が表示されています。 3.Vol. 4には新たに「CDトラック一覧表」を掲載しました。これを使えば、会話や説明文それぞれについてナレーターの発音(米国・英国・カナダ・オーストラリア)が一目瞭然なので、聞きたい発音を素早く探し、くり返して聞く練習ができます。 こういった改善によって、以下の3つのことが可能になります。 1.TOEICはどんなレベルでも同じ問題を解くので、例えば、初中級者の場合、自分のレベルよりも上の問題に出くわすこともあるかと思います。自分ができない問題のレベルを知ることで、学習時の参考にすることができます。「意外と初級の問題ができていなかった。」とか、「わからないと思ったら上級の問題だった。」というような発見があるはずです。 2.自分が聞き取…

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TOEICテストについて  -Practice Makes Perfect!-

皆さん、TOEICは何回くらい受験されたことがありますか?? 私は、大学生時代にTOEICデビューをしてから、これまで10回以上受験してきました。 10回というのが多いのか、少ないのかはわかりませんが、TOEICテストに慣れるには十分な回数かと思います。 TOEICというのは、皆さんもご存知のように45分のリスニングテスト、75分のリーディングテストという内容で、合計2時間という、体力を消耗するテストです。 このTOEICで、良い点を取るためには、多読が必要・・・、という話は今までにしてきましたので、今日はそういった話ではなく、TOEIC受験直前に何をするのが良いのか、ということをお話したいと思います。 高校受験、大学受験といわゆる受験生時代に、皆さん赤本というものを勉強されたことがおありかと思います。 赤本というのがなぜ存在するかというと、そのテストに慣れるためです。 例えば、数学であれば、計算問題が多い学校、関数が多い学校、図形が多い学校、国語であれば、漢字の書き取りが多い学校、記述式の問題が多い学校、作文がある学校等、学校によって入試問題にそれぞれ特徴があったかと思います。 もし、皆さんが赤本を全くやっていなかったら、入試当日に、計算問題の多さに焦ってしまったり、作文がうまく書き上げられなかったりする可能性があったかもしれません。 そういったことを避けるためにできたのが、いわゆる赤本というものです。 学力を付けることはもちろん1番大…

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